【2019新歓7】西日本フォトマッチインターカレッジ2018 立命館大学は3位入賞

どうも、sajonです。新歓関係で粉微塵になって働いてます。

今日は、写真好きの間で今話題沸騰のイベント『フォトマッチ』の参加レポートを(4ヶ月の時を越えて)書いていこうと思います!お待たせしました!!!


立命館大学写真研究会(以下写研)は2018年12月26日(水)に大阪府立江之子島文化芸術創造センターenocoで開催された『西日本フォトマッチインターカレッジ2018(以下西日本PMIC2018)』に参加しました。


フォトマッチとは
フォトマッチとは、5人一組でチームを結成し、写真の腕をトーナメントで競い合う大会です。
その中でもフォトマッチインカレは、各大学の写真サークル等から選ばれた5人を一組のチームとし、定められた撮影場所で定められた期間内に撮影された作品を一人5枚選出、その作品で大学対抗でトーナメントを行い優勝を争うという大会です。
首都圏では2017年・2018年と開催され、西日本では2018年が初開催となりました。


こちらの動画で大会の雰囲気は伝わると思います。



今回の西日本PMIC2018には、大阪経済大学・大阪工業大学・金沢工業大学・関西大学・関西学院大学・甲南大学・同志社大学・立命館大学の8大学が参加しました。


基本ルール
・対戦する2校が赤コーナーと白コーナーに分かれる
・事前に提出した作品の中から、1ゲームごとにお互いに1枚ずつ写真を出し合う
・3人の審査員がその場で判定を行い、良いと思った方に旗を上げ、2つ上がった方が1勝
・1回の試合で5ゲーム行い、3勝を取ったチームの勝利
・判定が出ると、各審査員が判定の理由を説明し、改善点を指摘する

立命館からは写研のメンバーを選出。2回生3人(現衣笠会長・BKC代表・衣笠部展)に1回生2人(次期BKC代表・BKC部展)と、今と未来の写研を支える盤石の布陣で大会に臨みました。

予選1回戦 vs.大阪工業大学

写研は1回戦第3試合に『大阪工業大学写真研究部』と対戦。奇しくも『写研』対決となりました。
クリスマスの翌日開催ということで、相手はまさかのサンタコス🎅
第1ゲームを落としたものの、その後のゲームで3連勝し、1回戦は勝利となりました。


勝利した3枚
フォトコン賞受賞 撮影:小林
講評:雑然とした中の光が見事。木が主役立っているうえに、影の配置も計算されている。

撮影:佐田
講評:イメージが上手くまとめられており、まるで小宇宙のよう。映り込みを有効に使っていて想像力を掻き立てられる。ただ、水たまりに空は普通。コントラストが強すぎるのではないか。

撮影:林
講評:生命感がうまく表現されている。光の扱いもうまい。だがピントが甘い。こちらを向いている葉にしっかりピントを合わせよう。

予選2回戦 vs.同志社大学

2回戦第1試合は『同志社大学写真同好会&フォトクラブ』と対戦。
「『同立戦』ではなく『立同戦』です」by衣笠会長
試合は互いに譲らず4ゲーム目まで勝敗がつかなかったものの、5ゲーム目を取り立命館が勝利しました。


勝利した3枚
撮影:岡本
講評:空気感がうまく表現されている。上がやや広すぎるかも。

撮影:佐田
講評:「なんだこれ?!」と思わせる不思議さ。窓のグラデーションが美しい。

撮影:小林
講評:画面構成が良く、木がワンポイントになっている。この日の雰囲気がよく出ている。


予選を終え、2連勝した立命館と甲南、得失点差で大阪工業の決勝進出が決定。立命館は予選1位でした。
決勝トーナメント最後の1枠をかけ、全く同じ成績の大阪経済・金沢工業・同志社がエキシビションで激突。結果は同志社が制し、これでベスト4が出揃いました。

準決勝 vs.大阪工業大学
相手は予選で戦った大阪工業。(なぜ予選1位と3位が戦うのか…)
1回生コンビが勝利を収めるも、勝負は5ゲーム目までもつれ最後を取り切れず敗北。3位決定戦の相手が決まるのを待ちます。

勝利した2枚
撮影:佐田
講評:うまく被写体を見つけられている。(その後は興奮していてよく聞いていなかった)

撮影:水野
講評:光の向き、足のポーズ、影の配置、フレーミングが素晴らしく、今にも動き出しそう。彩度のコントロールも良い。今日の鹿1。

2試合目は甲南vs同志社。試合は甲南が3連勝し決勝進出。ということは…

3位決定戦 vs.同志社大学
最後の最後はまさかの『立同戦』でした。不思議な縁ですね…。
いろいろな意味で絶対に負けられない戦い。お互い死力を尽くし、5ゲーム目まで決着がつかない大接戦。
最後の1枚で勝利し、立命館は3位となりました。


勝利した3枚
撮影:林
講評:背景の光が綺麗。地面に接するならもっとローアングルから撮るほうがいい。

撮影:岡本
講評:構図のバランスがいい。もっとシャッタースピードを落としたほうが躍動感が出たかも。

撮影:水野
講評:枝と葉の重なりが気になる。現場で追い込め!

決勝戦は、サンタコスの大阪工業とここまで無傷の甲南。これも5ゲーム目まで続き、最後は甲南の勝利。西日本PMIC初代王者は甲南大学となりました。おめでとうございます!


結果

1位 甲南大学
2位 大阪工業大学
3位 立命館大学
4位 同志社大学
5位 金沢工業大学
6位 大阪経済大学
7位 関西大学
8位 関西学院大学

表彰式、上位3校には賞状が送られます。写真は1回生コンビのもの。


副賞は、協賛企業様(リコー / パナソニック / マンフロット / ニコン / ロープロ / 富士フイルム / ベルボン / キャノン)から提供いただいた豪華賞品。順位の高い大学から好きなものを貰っていきます。
立命館はニコンのカメラバッグをいただきました。


集合写真を撮り片付けも終わり、各大学との感想戦(という名の駄弁り)に入ります。
昨日の敵は今日の友。激闘を繰り広げた大阪工業とは新たな交流が生まれました。コンゴトモヨロシク!
同志社とはお互いの手札を見せ合い、タラレバ話で大盛り上がり。その中で「写研って、うまく表現できないけど受け継がれてるものあるよねー」という話題になったのが印象的でした。


この大会の模様は「風景写真」3・4月号、「フォトコン」3月号に掲載されています。
「風景写真」3・4月号には、会員4人の写真が掲載。要チェックです!

また、上位3校は3月にリコーイメージングスクエア大阪で展示を行いました。


各大学の大会に使われた写真は、Instagramの「#フォトマッチインカレ」で見ることができます。
自然発生的に生まれたハッシュタグですが、今後大注目のタグになりそうですね!


感想

私の高校には写真部がなく、大会等に作品を出したことがなかったので、写真のプロに自分の作品を見てもらう機会は今回が初めてでした。プロの方が指摘していたのは、雲を掴むような高度な内容ではなく、着眼点の面白さ、ポイントが絞れているか、ピントがどこに合っているかといった基本的なものばかりで、逆にそれが新鮮でした。
特に印象に残ったは、準決勝で勝利した試合でプロの方が相手選手の作品に対しておっしゃっていた「技術のための被写体ではなく、被写体を活かすために技術がある」というコメントです。小手先の技術を身につけるだけでは辿り着けない世界があるのだと思いました。要反省…。


次回は2019年夏開催だそうで。半年で各大学がどれほどの成長を遂げるのか楽しみですね!

以上となります。 では、新入生のみなさまとお会いできる日を楽しみにしています。ごきげんよう!

新歓ブログリレー企画、発案者として不安でいっぱいでしたが完走できてよかった…。

関連
「西日本フォトマッチインカレ2018 優勝は甲南大。金沢工業大学写真部は5位。」
金沢工業大学写真部 (2019/4/7引用)